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98チームが出場 スーパーよさこい2014

98チームが出場 スーパーよさこい2014

 原宿・表参道エリアの夏の風物詩となっている「原宿表参道元気祭・スーパーよさこい2014」(原宿表参道元気祭実行委員会等主催)が23、24日に開催。原宿表参道・明治神宮・代々木公園・NHK前ケヤキ並木通りを会場に、初出場19チームを含む98チーム(約6000人)が、華麗な衣装と躍動感あふれるパフォーマンスで会場を沸かせ、技を競った。
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 今年で14回目の開催となるが、原宿表参道欅会商店街振興組合の重永忠副理事長によると、景気低迷で街の活力が低速する中、何とか街を活性化しようと模索し、出会ったのが高知のよさこいだったという。「踊りを見た瞬間、これだ!と思いました。見た人が元気になると。組合で高知まで見に行きましたよ」。そして、元気を出す発信地となるよう同イベントを始めたという。重永副理事長は「明治神宮の中で、よさこいの奉納式を執り行わせて頂いているが、外部のイベントを神宮の中で執り行わせて貰っているのはこのイベントだけ。全国でよさこいのイベントは沢山ある中で、そういった意味でも他にはない恵まれた環境にある。ファッションの発信地でもあるので、観客もセンスの高い人が見に来てくれる。出場者もそれに見合うようクオリティの高い踊りや衣装を披露してくれるので、それが相乗効果となって、原宿表参道で踊れるというステータスに繋がり、ロールモデルとして各地に波及していっている。この環境や地域振興のコンセプトを全国に波及させていくだけでなく、次世代にも繋げていけるよう世界一心地の良い街にしていきたい」と語った。
 同実行委員会の島村朋通プロデュース委員長は、今年も、「しん」(東京)、「十人十色」(高知)など昨年上位受賞したチームの大賞争いとなるのではと予想する。
 昨年、大賞を受賞した結成5年目の「しん」(東京)は、全身花柄の衣装で天の川をコンセプトとした新作を披露。雨脚が強くなってきたにも関わらず、躍動感溢れるパフォーマンスに観衆は釘づけとなり食い入るように見入っていた。代表の井上昇さんは「同イベントへの出場は、日本のファッションの中心地から発信できるという点でも意味がある。受賞することを意識したことはなく、踊っていて楽しい、見てもらって嬉しい、感動して貰えて楽しいがモットー。ただ、良い作品をつくることへの使命感はある。この街が大好きなので、活動を通し、これからも活性化に寄与していきたい」。昨年、原宿賞を受賞した結成18年目の「十人十色」(高知)は、本場ならではの伝統ある踊りを基調に優美な舞で観衆を魅了した。代表の西澤理奈さんは「私たちにとって高知のよさこい祭りがメインイベントとなるが、東京は情報の発信地なので、そこで認めてもらえることは非常に意味がある。12回出場させてもらっているが、楽しく踊れればいいと受賞を意識したことはなかった。しかし、今年は、ダンスリーダーが引退するので、餞になるよう大賞受賞を意識して臨んだ」と意気込みを語った。
 また、近隣会場で催されているチアリーディング日本選手権に出場している娘の応援で立寄ったという青森県の斉藤久子さん(58)は「躍動感があり、このためだけにやっているという気迫が伝わってきた。昨年も立寄って見たが、今年も楽しませてもらった」とご満悦。お気に入りのチームが出場するので応援に来たという南行徳在住の女性(19)は、「どのチームもすごい迫力がある踊りなので来たかいがあった。もともと伝統ある踊りを現代風にアレンジしているのが凄い。衣装も個性的でかっこいいので見ていて楽しめる」と興奮しながら語った。
 今年も同時開催のイベントとして、全国各地のご当地うどんを集めた「うどん天下一決定戦2014」が催され、19団体が出店。天下一のうどんの味を堪能しようと各店舗の前は長蛇の列となり、会場は熱気に溢れていた。
 
(2014-08-23)

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