原宿新聞

渋谷区長選出馬の矢部一氏が政策発表会　８日幡ヶ谷区民会館

　渋谷区長選に出馬を表明している元都議の矢部一氏の講演・政策発表会が8日午後7時から幡ヶ谷区民会館集会場で開かれた。この日は、弁士として長妻昭・元厚生労働大臣(民主党）、川田龍平・参議院議員(維新の党）が出席したほか､支援者ら約250人が集まった。
　発表会はトークセッション形式。パネラーには長妻、川田、矢部氏が務めたほか、司会は名古屋商科大の小山龍介准教授が務めた。
　小山氏は「区政の透明化は実現できるのか。庁舎の建設は妥当性はあるのか」などと質問。一級建築士の資格をもつ矢部氏は「区民に説明しすぎるということはない。それは現状かなずしも実現されていない」と回答。さらに長妻氏は「100%のコンセンサスを得ることはできないが、少々乱暴すぎるのではないか」と指摘した。このほか、セッションでは老人の見守り支援や子育て問題などを取り上げ意見交換した。最後は区議ら約20人が壇上に登壇、矢部氏への応援演説した。
　矢部氏は渋谷区議を2期6年、都議を5期18年務めた議員歴24年のベテラン。今回の区長選では民主党のほか、社民党、維新の党、生活の党から推薦を受けている。共産党は自党の候補を擁立せず、自主投票という流れだ。（2015-04-08）