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三つどもえの激戦へ 予断許さない渋谷区長選 4人が出馬

三つどもえの激戦へ 予断許さない渋谷区長選 4人が出馬

 桑原区長の4選不出馬に伴う渋谷区長選は、19日告示。自民、公明推薦の前都議・村上英子氏(59)、区議3期連続トップ当選の長谷部健氏(43)、民主、維新、社民、生活推薦の元都議・矢部一氏(64)のほか、寺社管長の今城睦人氏(67)の4人が出馬、事実上3つどもえの激しい選挙戦に突入した。
 平成23年の区長選では桑原区長が27,530票を獲得、3選を果たした。次点の矢部氏は20,217票、3番手の樽井氏は10,919票だった。前回の選挙戦では、桑原区長を自民、公明が推薦、樽井氏を民主が推薦する構図だった。区議の党派別投票では、自民17,717、民主11,350、公明9,172、共産党8,632、みんなの党5,262、オンブズマン1,424、無所属12,325票という得票数であった。
 今回桑原区長の勇退で勢力分布図は、大きく変貌した。自民、公明は中央の連携と同じく自民党の村上氏を推薦するが、自公の推薦を受け当選した桑原区長は無所属の長谷部氏を「後継者」として正式におしている。さらに矢部氏は、民主含む4党の推薦を受け、オール野党を結集したという構図だ。わかりやすく言えば自公の村上氏。無党派の長谷部氏(ただ、桑原区長が全面支援)。オール野党結集の矢部氏(自民出身)の激しい三つ巴選。はたしてどの陣営に軍配があがるのか、まったく予断を許さない情勢だ。
 前回区長選の投票者数は67,700票。投票率は40.22%だった。4月18日現在、渋谷区の名簿登録者数は18万3030人。最終数は投票日の26日に確定する。当然当確ラインは、投票率によって左右されるが、7万票を超える投票者数であれば、3万から3万5千票をあたりを巡る攻防となり、激戦が予想される。
 投票は26日午前7時から午後8時までの各投票所で。開票は午後8時50分から神南小。区長選は午前零時ごろ、区議選は午前2時ごろ確定する見込みだ。
 区議選には34人の定員に対し50人が出馬した。
(2015-04-19)

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