ヘッドラインニュース

99組織・1255人が参加 渋谷区総合防災訓練

99組織・1255人が参加 渋谷区総合防災訓練

 渋谷区は1日、首都直下型地震を想定した総合防災訓練を実施。各町会住民を含む99組織、1255人が参加した。
 訓練は、地震発生から直後までの想定被害と必要な行動を再現したもの。東京消防庁や警視庁、自衛隊をはじめ、東京電力、NTTなど関係機関や各町会住民も参加し、現地本部の設置や、初期消火、救出救助、避難所運営、ライフライン復旧など一連の災害対応活動の訓練を行った。
 参加した原宿三丁目町会の林由利子さん(44)は、「町会でも年に2回、訓練を実施しているが、今回のように総合的な訓練をすることで、改めて気づかされることがある。実際に災害になったら、パニックになると思うので、日頃からのご近所付き合いが大切だと思った」。同町会の鈴木陽子さん(70)も「折角参加したので、関係機関の展示ブースを回ったが、非常に勉強になった。これからも意識を高くもって行動していきたい 」と感想を述べた。
 また、救護隊の役割で参加した本町地区の町会役員の女性(68)は、「訓練だから対応できたが、実際に血だらけになった人を前にしたらパニックになると思う。日頃からの訓練が必要」と語った。
 閉会式において、長谷部健区長は、「今日、参加して頂いた皆さんに訓練の活動や知識、意識を地域に広めて頂くと同時に、区としても自主防災をしっかり支援していきたい。10月から新庁舎の建て替えが始まるが、この新庁舎を災害拠点としていきたい」と総括した。(2015-09-01)

最新記事一覧

ヘッドラインニュース一覧

創刊にあたり

現実をみつめる冷静な目
原宿新聞編集長 佐藤靖博

www.harajukushinbun.jp

虫に書く

事案の真相に鋭いメスを
「巨悪は眠らせない」

www.harajukushinbun.jp