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夏至の夜、ろうそくの灯りをともすフリーコンサート 「GeshiFes2006」 

夏至の夜、ろうそくの灯りをともすフリーコンサート 「GeshiFes2006」 

 6月21日の夏至の夜の2時間、100万人が一斉に電気を消し、代わりにろうそくの灯りを灯そうという環境運動「100万人のキャンドルライト」への呼びかけが広まっている。この日、代々木公園でもこの運動に呼応し、フリーコンサートイベント「GeshiFes2006」が行われる。
 「100万人のキャンドルナイト」は、2001年5月、米国でブッシュ大統領が景気浮揚を目的に原子力発電所の増設策を打ち出す中、それに対するアンチテーゼとしてカナダで広がった「自主停電運動」に由来。その後日本でも徐々に広がりを見せ、2003年6月からは「電気を消してキャンドルを」と呼びかける同運動に発展した。
 環境や原発問題について思いをめぐらせることはもちろんながら、ろうそくの灯りの下家族が集まったことで、普段の日常から束の間抜け出せたという体験談も数多く寄せられている。「久しぶりにゆっくり家族と話せた」「子どもに絵本を読んであげたら、子どもも喜んでくれた」といったもので、実行した人々にとっては環境運動への参加にとどまらない、貴重な一日になっているようだ。
 これに呼応したイベントが全国で続々と行われているが、原宿でも6月21日の夕方5時より、代々木公園野外ステージでフリーコンサート「ゲシフェス2006」が開催される。現在までに出演が決まっているのは、キャンドルアーティストの「Candle June」、トランスバンド「dachambo」、ヒップホップユニット「降神」、バリ島の打楽器ガムランを用いたエスニック・プログレッシブ・バンド「suara sana」の4組。
 5時から8時までの間、彼らによるコンサートを行うが、8時前からカウントダウンに突入し、それから約30分間は会場の照明がステージ上の50〜60本のろうそくだけになる。その30分の間は隣の人と話し合うのも、一人で考えに耽るのも各人の思いのままだということだが、いずれにしても普段の生活から離れた非日常的な発見に繋がって欲しいというのが主催者のメッセージのようだ。

<ゲシフェス2006>

会場 代々木公園野外ステージ
時間 午後5時〜9時
入場 無料(カンパは任意)
少雨決行、荒天中止。午後4時頃よりステージ周辺にてオーガニックカフェ、キャンドル販売などの出店を予定。


GeshiFes2006


1000000人のキャンドルナイト
(2006-06-12)

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原宿新聞編集長 佐藤靖博

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