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原宿外苑中学校で、小学5,6年生対象に学校見学会 

原宿外苑中学校で、小学5,6年生対象に学校見学会 

 渋谷区立原宿外苑中学校(渋谷区神宮前1-24-6)は来月7月15日、小学5,6年生を対象に授業と部活動の体験見学会を行う。平成16年度に渋谷区でも学校選択制が導入されて2年が経ち、いまや公立学校も児童や保護者に選んでもらうべく懸命にならざるを得ない立場だ。
 7月15日に同中学校で行われるのは、在校生の授業風景の見学会と、いくつかの選択肢の中から中学校での授業や部活動を前もって体験できる見学会。授業は国語、社会、数学、理科、英語、音楽、美術、保健体育、技術、家庭の中から好きな科目を一つ(40分)。
 部活動も野球、サッカー、陸上競技、ソフトテニス、バスケットボール、バレーボール、卓球、美術、創作、コンピュータ、茶道、吹奏楽、将棋、ESSの中から、希望するものを1つ(同じく40分)。
 参加資格は渋谷区在住の小学校5,6年生で、保護者に申込書を書いてもらった上で、7月3日(月)までに小学校の担任教諭に提出。授業参観のみ、あるいは授業体験、部活動体験のみでも選択は自由だが、必ず保護者の同伴が必要。なおどの教科、部活であっても人数制限などは設けないようだ。
 各科目とも「楽しい英語の世界」「おもしろ理科教室」「漢字の成り立ち」などと題されており、中学校での実際の授業をシミュレーションするのではなく、まずはゲーム感覚で授業の雰囲気を知って欲しいという狙い。授業や部活はもちろんだが、学校側では「それ以上に校舎の雰囲気や、先生たちの人柄について知ってほしい」と述べており、原宿外苑中学校の総合的なPRの場と位置づけているようだ。
 なお、今回は5年生も参加できるということで、入学2年前から中学校の見学というのは、当初やや慌ただしい印象も受けた。だが外苑中学校によれば、「6年生ともなれば、実際には(私立に行くことも含め)この段階では決めてしまっている子も多い」とのことで、現在の公立学校間での競争の激しさが、一部ながら部外者にも窺えた。


原宿外苑中学校
(2006-06-17)

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