原宿新聞

原宿キディランドでハロウィーン・フェアはじまる

　近年は日本でもポピュラーになりつつある、キリスト教10月の行事・ハロウィーン。実は日本で初めてハロウィーン・パレードを行い、この習慣を国内に紹介したのが原宿の老舗玩具店「キディランド」だ。同店では今年も9月1日よりハロウィーンフェアを開始。カボチャのランタンをあしらったグッズで、街行く人たちの注目を集めている。
　23年前、原宿キディランドの主催により初めて実施された表参道でのハロウィーン・パレード。当時の参加者は外国人の子供ばかりで、彼らが奇抜な格好で歩く様を、日本の子供達はあっけにとられながら眺めていたとも伝えられる。時は移り変わり、近年は地元商店会が毎年大規模パレードを開催。日本の子どもたちの扮装も板についたものになり、表参道ではすっかり定着した。
　原宿キディランドによれば、今年は特にフェア開催後の動きが良好。現在は1階売り場を使いキャンディなどを販売しているが、9月中旬にはコスチュームなど主力商品の販売も始まるため、売り場はさらに拡大するという。
　コスチュームはシンデレラや魔女など、一目でそれとわかる定番は例年変わらぬ人気。さらに映画のキャラクターものもその年ごとの流行を反映しつつ、よく売れるという。今年で言えばハリーポッター、あるいはパイレーツ・オブ・カリビアンなどが注目株だそうだ。
　近年は本家表参道だけでなく、日本各地で同じようなパレードが行われるようになったハロウィーン。お祭りそのものの楽しさもさることながら、元々大きなイベントがなかった日本の秋だけに、いつの間にか季節の風物詩として親しまれつつあるようだ。


■KIDDY LAND


（2006-09-11）