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9.11同時多発テロ WTC生存者ウィリアム・ロドリゲスの証言(1) 「ノースタワーの爆発音」

2001年9月11日の同時多発テロで崩壊した、ニューヨークの世界貿易センタービル(WTC)。この建物の最後の生き残りとして知られる人物がこのほど来日し、10日、国会議事堂近くの衆議院第二議員会館で講演を行った。
日本のNPOグローバル・ピース・キャンペーンの求めに応じ、この日スピーチを行ったのはウィリアム・ロドリゲス氏(写真)。約20年にわたりWTCの清掃人として勤務し、5年前のあの衝撃的なビル倒壊にも遭遇。奇跡的にこの事件から生還したのみならず、逃げ遅れた多くの人命をも救った人物だ。
当初、ブッシュ大統領をはじめとする政権幹部、各種メディアから国民的英雄として称えられたものの、その後彼らは不自然に距離を置き始めたと語るロドリゲス氏。その理由について氏自身は、「当初から自分がメディアの取材などで語っていた体験談が、政府にとって都合が悪い内容だからだ」という。
「これまで30社以上の取材に答えたが、ヒスパニック系向けのスペイン語放送局以外は、全て重要な部分をカットした上での報道だった」という、ロドリゲス氏の体験の核心部分とは―――
「その日(2001年9月11日)の8時46分、私はノースタワー(WTC北棟)の地下にいました。突然、大きな爆発音があり、その瞬間私は地下の発電機が爆発したのかと思いました。私自身が大きな衝撃により、下から天井に向かって押し上げられたからです。あの衝撃は間違いなく、下からのものです」
「すぐにスプリンクラーが作動し始めました。地下でですよ!そして友人のホンジュラス人フェリペ・ダビが出てきて、『爆発だ!爆発が起こった!』と叫んだのです。彼は全身に火傷を負い、顔は皮膚の欠片がぶら下がっている状態でした。その約6秒後、上の方で『バン!』という大きな音がしました。それが、ボーイング旅客機がノースタワーに激突した音だったんです。飛行機の追突は爆発が起こった後で、その2つはまったく別の出来事でした」
(2)に続く
(2006-10-12)
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