ヘッドラインニュース

来春は”花粉プロテクトコート”拡販”へ、「飛散量数倍」予報で三陽商会から

来春は”花粉プロテクトコート”拡販”へ、「飛散量数倍」予報で三陽商会から

 記録的な猛暑の影響で、花粉の飛散量が数倍にも増え、花粉症の重症化が懸念される来春に向けて、三陽商会(港区海岸1丁目)が、メンズ、レディスの「花粉プロテクトコート」を来年2月から順次、全国の百貨店で拡販する。メンズでは特に、撥水性の機能性にこだわったコートを発売、レディスではテーストの違う6ブランドで展開し、多様なニーズに応えていく。
 紳士服事業部のコートブランドの「サンヨー」は、花粉だけでなく、雨もはじく撥水性能を加え、さらに来春の新モデルはその耐久性を倍増させたのが大きな特徴。デザインは、サイズ感を変えずにスッキリした細身のシルエットにして、より若い年齢層にも対応していく。
 6型のラインナップで発売し、前年比3割増の販売を目指す。6型のうち2型は、寒さが厳しい 2月上旬に発売することから、防寒機能のある取り外し可能なライナーを装備し、長い期間着用できるタイプ。また、2月下旬から3月にかけて発売する4型は、ポケットに折り込むことで、小さなバッグ状に収納でき、持ち運びに便利なポケッタブルタイプのスプリングコート。
 価格は」2万7300〜3万9900円(税込み)。
 一方、婦人服事業部では、女性の上品な美しさと可愛らしさを提案するブランド「トゥービーシック」から、初めて「花粉プロテクトコート」発売するのが、大きなポイント。主な顧客層である30代後半〜40代前半の、ファッション感度の高い女性に向け、優れたデザイン性と機能性を融合させた付加価値の高いコートを提案して、新たな顧客層の獲得を目指す。
 「トゥービーシック」花粉プロテクトコートは、高密度で表面の凹凸感が少ないポリエステルに、特殊な樹脂皮膜をコーティングすることによって生地表面の滑り性を向上させ、花粉が付着しにくく、落ちやすくした「ポランガードR」素材を使い、静電気による花粉の付着を抑制する。ミリタリーを表現したトレンチコートだが、リボン結びにできる長さのベルトなど、全体にフェミニンでエレガントなコートに仕上げている。3万450〜5万1450円。
 同事業部ではこのほか、「アマカ」「エヴェックスバイクリツィア」「トランスワーク」「サンヨー」「バンベール」でも「花粉プロテクトコート」を発売し、同コートを含むスプリングコート全体で、前年比2割増の販売を見込んでいる。
(2010-12-30)

最新記事一覧

ヘッドラインニュース一覧

創刊にあたり

現実をみつめる冷静な目
原宿新聞編集長 佐藤靖博

www.harajukushinbun.jp

虫に書く

事案の真相に鋭いメスを
「巨悪は眠らせない」

www.harajukushinbun.jp