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神宮前民活再生事業の起工式行われる

東郷神社に隣接する都有地に、留置場を含む警察施設、商業施設などを建設する「神宮前一丁目民活再生プロジェクト」の起工式が、22日、同建設予定地の社会事業大学跡地の特設会場にて行われた。
工期は今月1日から、2009年4月末まで。現・原宿署が同地に移転され警察施設が新設されるほか、商業・オフィス棟、住宅棟A、住宅棟B、レストランなどを建設。さらに渋谷区中央図書館も移転・新設される予定。
警察施設は、敷地面積3233平方メートル。地下2階、地上15階建て。高さ(最高)68メートル。
商業・オフィス棟は敷地2543平方メートル、地下1階、地上10階建て。高さ41メートル。 住宅棟Aは地下3階、地上9階、高さ37メートル。住宅棟Bは地下3階、地上16階、高さ52メートル。
この日は朝から晴天。起工式には特別目的会社「株式会社原宿の杜守」の藤井應好社長ほか、事業者、行政関係者ら総勢約80名が出席。安井建築設計事務所の佐野吉彦社長が稲穂に鎌を入れる「苅初の儀」を執り行ったほか、古式ゆかしい儀式の数々により、工事の安全を祈願した。
続く祝賀会では、東京都の関谷保夫副知事が、「地元の要望を最大限汲んだ上で、本来の行政目的も達せられるよう努力した。最終的に(地元住民からも)理解してもらったものと思っている」と述べたほか、川島忠一都議会議長も「この計画では(地元に限らず)都民からの高い関心、熱心な意見を多数頂いた。結果としてそのおかげで、より良いプロジェクトになったと思う」と述べるなど、地元住民への配慮を強調した。
「原宿の杜守」の構成一社、三井不動産レジデンシャルの松本光弘社長からは、「私も若い頃はよく原宿には遊びに来た。都市と人、自然が調和した、原宿の『商』と『住』をより引き立てるプロジェクトにしたい」との、事業者としてのビジョンが語られた。
「東京都、原宿に600人収容の大規模留置場建設を計画」との2001年10月の新聞報道をきっかけに、一時は住民からの大規模な反発も招いたこの計画。住民主体の反対運動も、約6万人分の反対署名を集めるまでに発展したが、最終的に「中学校と隣接するエリアに幅員四メートルの緑道を建設」「緑道の境界線には目隠しフェンス、防砂ネットなどを設置」するなど、住民側要望を取り入れる形で決着するという経緯があった。
(2006-11-22)
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