原宿新聞

食のレンタルスペース「RED dot ORIGINAL(レッド ドット オリジナル)」開業　たこ焼き専門店「匠屋」とともに

　原宿で開業を目指す若手料理人に、成功への足がかりを提供する「食のレンタルスペース」、和風カフェ「RED dot ORIGINAL(レッド ドット オリジナル)」（渋谷区神宮前2-18-7、電話03-3423-1146）が、12月1日正午、遂にオープンした。
　まずは大阪のたこ焼き専門店「匠屋」が「RED…」内に開業。材料にこだわりぬいた本格派のたこ焼きで、周辺住民や近隣ショップのスタッフをもてなした。
　店主の音羽さん以下、4人の「匠屋」スタッフが前夜から仕込んだたこ焼きは、鰹だし、昆布だしのほか、７種の隠しだしを生地に丹念に練りこむ本格派。
　オーソドックスな「特製ソース」「特製醤油」（6個入530円、8個入650円、12個入980円）のほか、山芋をふんだんに使った「醤油　山芋短冊」や「ぽん酢　青ネギ」（6個620円）などは、食事としてもボリューム十分。ドリンク類は「柚子はちみつ」「梅はちみつ」（温・冷　350円）、「特上煎茶」（温　220円）など、サイドメニューも豊富だ。
　ひとつの店舗スペースを2,3組の料理人がシェアする形式の同店。場所を共有することで家賃も折半、さらに敷金礼金も不要というのが特色で、若手にはコスト面で難しい原宿での開業を、「レッド・ドット・オリジナル」がサポートするというアイディア。来年には京都老舗料亭で修行を積んだ和菓子職人が加わり、名実ともに1店舗内2店体制に移行するという。
　従って入居する店は常時入れ替わるが、一方で「原宿住民や原宿で働く人を、本格派の和の味でもてなす」のは継続的コンセプト。初日は近隣ショップのスタッフが多数来店して行列ができるとともに、近隣カバン店のセールに訪れた子ども連れも来訪。たこ焼きを口に含み「おいしい」と喜ぶ子どもの声に、母親も「また今度も来たい」と顔をほころばせた。

（運営・プロデュース）
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（2006-12-01）