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「宮下NIKE公園」で調印、27日に渋谷区とナイキジャパンが

「宮下NIKE公園」で調印、27日に渋谷区とナイキジャパンが

 渋谷区と米国系スポーツ用品メーカーのナイキジャパン(品川区)は27日、JR渋谷駅近くの宮下公園のネーミングライツ(命名権)に関する基本協定に調印した。
 協定によると、施設の通称名を「宮下NIKE(ナイキ)パーク」とし、協定期間は2010年から向こう10年間。ネーミングライツ料は毎年度1700万円とし、公園施設の新設および改修は、ナイキジャパンが行う。
 公園の総面積は1万808平方メートルで、 新設するのはスケートボードエリア(1600平方メートル)やクライミングウォール(2面)のほか、広場、エレベーター、階段など。既存のフットサルコート2面はじめ公園トイレ、外周フェンス、円内灯、ベンチなどは、改修する。
 これらの整備、施工はナイキ側が行い、経費は約4億円とされている。
 7月の地元説明会を経て、9月に着工し、来年4月に完成、5月のオープンを予定している。
 工事期間中は、安全確保のため、公園の利用は一時停止となる。
 新設を含む公園施設の維持管理は、渋谷区が行う。
渋谷区立宮下公園は、1953年(昭和28年)10月に開園し、1966年(昭和41年)に全面改修している。
 渋谷区では、協定の締結にあたって、「ナイキジャパンの地域貢献の一環として、老朽化している公園施設を整備・ネーミングライツによって、維持管理の充実を図る。また、若者から高齢者まで、多くの層の方の憩いの場となり、公園に集う全ての人に魅力的な都市空間を創出したい」としている。
 また、調印にあたって、ナイキジャパンのジェームズ・ゴッドバウト社長は、「ナイキはスポーツへの情熱を持ち、アスリートをサポートしてきた。そして、私たちはトップアスリートだけでなく、全ての人にスポーツの魅力を伝え、スポーツを通した社会貢献を行うことを、使命としている。今回の宮下公園リニューアルについては、地域の皆さんや若者、子供たちが、都会でも気軽に安心してスポーツを楽しめる環境を提供したいと考え、渋谷区に提案した。より多くの人たちが公園を利用し、活気のある場所になってくれることを願う」と語った。
(2009-08-28)

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