特集/コラム

【人物登場】2006-12-08

松井誠一さん
「原宿表参道欅会」第4代理事長

明治神宮の門前町、表参道。ルイビトンを代表とするLVMHグループ(仏)の進出、世界でも最大規模の米国ラルフローレンショップの開業。さらに2月には表参道ヒルズがオープンした。世界のファションブランドとわが国文化の象徴的な街が融合、表参道は常にスポットライトをあびる街に変貌した。

松井誠一さん 「原宿表参道欅会」第4代理事長

就任早々大仕事に

7年任期を務めた山本正旺前理事長の後を受け就任。シャンゼリゼ会から数えて4代目の理事長だ。7月に就任したばかりだが、いきなり大仕事が舞い込んだ。欅会は、この5日からは高さ6メートルの巨大な発光ダイオードの塔「akari(アカリ)」(奥行き1.2メートル、重量2.5トン)を沿道に60基設置、これまでの「イルミネーション」から進化した壮大な冬の祭典を復活させた。

 

同欅会は、昭和48年、「原宿シャンゼリゼ会」として設立。当初は役員7人、会員1人という世帯であった。街の発展とともに、8人だった会は、現在会員250社、加盟店は800店以上という巨大な組織になった。対象となるのは、原宿駅前から表参道までの約1キロと神宮前交差点両側の明治通りに面した商店、事業所。一般的にイメージする商店街の組合というよりは、街のイベント、活性化のプロデュサー的な役割というのが実態だ。

 

昭和38年、東京オリンピックの前年、現在本社がある神宮前交差点の角に父親の信吉さんが焼肉店「八角亭」を開業。当時中学生だった松井さんも店の手伝いをしていたそうだ。当時ビルなどはほんの数えるほど。中央分離帯もなかった表参道は格好の遊び場だったらしい。車も少なく表参道でキャッチボールをしていた、という話はいまでは考えられない風景だ。

 

「なにしろ欅の美しい通りだった。商店会の仕事を始めたのはより多くの人に表参道の美しさを知ってもらいたかった」と松井さん。それがこの40年で誰もが知っている街に変わった。これからどれほど変貌していくのか。理事長という大役だが、自分らしく取り組んでいきたいと至って冷静だ。

 

趣味はダイビング。理事長に就任で多忙を極めるようになったが、時間を見つけては伊豆半島まで足をのばすらしい。野生の生き物をみていると、その生をまっとうする姿に感動を覚える。枝葉末節に翻弄される人間の煩悩のなんと多いことか。自然体の生き方が理想と松井さん。蠑尚羲卍后2肱造壁従陲里Δ蕕砲録弔龍さが伺えた。奥さんと代田に2人暮らし。55歳。

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