原宿新聞

学生団体が「ハビ☆コレ」開催、来年２月１０日、原宿で”世界の貧困”アピール

　若者に、貧困問題・国際協力に関心を持ってもらおうと、学生たちが来年2月10日（木）、原宿アストロホール（渋谷区神宮前4丁目）で、フェアトレードファッションショー「ハビ☆コレ〜あなたの一歩で世界は変わる〜」を開催する。
居住問題の解決をめざして、国際的に活動している特定非営利活動法人Habitat For Humanity Japanの学生団体「関東Campus Chapter&Club」（中村亜絵美代表＝明治学院大、09ks1201@ks.meijigakuin.ac.jp）が主催するもので、「Love×Action」をテーマに、ファッションショー、トークショー、バレンタイン企画、女子高生変身企画などを行う。
　ファッションショーでは、エマ・ワトソンがデザインしたPeople Treeの衣装をはじめ、フェアトレード商品を扱う企業や団体などの商品を使用する。洋服だけでなく、アクセサリーやバッグなど小物類でも、有志企業・団体などの協賛を呼びかけている。モデルには、Teen誌の読者モデルやミスキャンパス・現役女子高生などが、登場。
　ショーの合間には、世界の貧困状況をアピールするVTRやフェアトレードの紹介VTRなどを上映する。
　また、会場内には、フェアトレード商品を扱う企業や団体などのブースを設け、商品販売を行うとともに、学生団体のブースも設置して、若者に国際協力を身近に感じてもらえる企画とする。収益金で来夏、インドネシアもしくはフィリピンに１軒の家を建築する。
　中村亜絵美代表は「世界には、劣悪な労働環境に置かれている人が多くいて、それが貧困問題の原因のひとつ。また、フェアトレードの認知度は、日本では17％。私たちは”世界の貧困を無くす”という、フェアトレードと同じ目的で活動しており、今回のファッション・チャリティイベントを通じて、若者に貧困問題や国際協力に関心を持ってもらいたい」と語っている。
　この学生団体には、明治学院大をはじめ、青山学院大、中央大、早稲田大、多摩大、神田外語大、東海大の有志学生たちが結集しており、関西でも立命館大、関西学院大、関西大、京都外国語大学などが、同様種の活動を進めている。
（2010-12-13）