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渋谷区第2回定例議会開幕(1) 野党、「ラブホテル建築規制条例」を質す代表質問

渋谷区第2回定例議会開幕(1) 野党、「ラブホテル建築規制条例」を質す代表質問

 渋谷区の第2回定例議会が8日開幕した。20日までの13日間で審議される議題は計13本。ラブホテルの新規建築を事実上不可能とする「渋谷区ラブホテル建築規制条例」が重要議案の一つで、採択されれば東京23区では初となる。 
 桑原区長も冒頭でまず同条例案について言及。渋谷区繁華街で暴力団による性の売買が横行している現状を踏まえ、青少年の健全育成のため提出したと説明した。
 同条例は.薀屮曠謄襪鮖藩冖榲や構造、設備面から定義。業者が新たにラブホテルを建築する場合、区長の同意が必要となり、かつ区長は建築基準法や文教地区指定などでホテルなどの建築を禁じられている区域では、建築に同意しないと規定。6萃垢立入調査、改善勧告、中止命令等を発令でき、命令違反者には罰則も適用できるよう権限を強化するものだとしている。
 これにより、渋谷区で新たなラブホテルを建てるのは事実上不可能になるという触れ込みだが、それに対し「未来の渋谷を作る会」の鈴木建邦議員は、代表質問でいくつかの疑念を呈した。鈴木議員は平成15年9月にパチンコ規制条例を施行したものの、その後提訴され最高裁まで争った結果敗訴した宝塚市、さらに今年4月、すでに施行済みだったラブホテル規制条例を根拠に業者にホテル建築許可を出さなかったものの、逆に訴えられ、岡山地裁に条例を無効と斥けられた岡山市の2例を例示。「仮に渋谷区が訴えられたた場合、本当に勝てるのか」と区長に質した。
 また、現条例案には抜け穴も多く、一般のマンションの部屋などでいくらでもラブホテルの代用が可能なため、かえって渋谷発の裏風俗産業が生まれる危険もあると指摘。暴力団による性売買・搾取を根絶するのであれば、性風俗自体を全面的に禁じる以外に道はないと強く主張した。
 桑原区長は訴訟で敗れる可能性については、弁護士、検察庁などと十分に協議を重ねたと述べ、「風営法だけでは厳しいが、建築基準法の観点から主張すれば、条例での規制は十分可能」との見方を示した。会期中同条例をめぐっては、鈴木議員の主張する「抜け穴」の有無も含め審議されることになりそうだ。

(2006-06-08)

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