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食品ロスについて考える 住民・行政・企業が連携してできること
渋谷区でも世界食料デーに合わせ14日、食品ロスについて考えるイベント「SHIBUYA WELLNESS ACTION しぶや・もったいないマーケット」を「美竹の丘・しぶや」で開催。映画「0円キッチン」の上映会のほか、エコクッキングデモンストレーションや区長を交えたフードロスディスカッションなどを実施した。
エコクッキングデモンストレーションでは、株式会社オーガニッククルーの森敏社長が進行役となり、同社が経営する青山のナチュラルレストラン「navarre」のシェフが賞味期限間近の非常食を使い、乾パンを使ったタルトやご飯を使ったリゾットを作った。
会場からは、店舗で使った食材の廃棄状況について質問があり、森社長は食材の無駄を一切出さない工夫をしているほか、食材の状態に合せて使い方を変化させることなどをアドバイスした。
出来上がった料理を試食した参加者からは「非常食と思えないほど美味しい」との声。森社長は「廃棄する前にアレンジして作ってください」と呼びかけた。
また、長谷部区長を交えたフードロスディスカッションでは、住民・行政・企業それぞれの立場から、食品ロスを出さないための取組について「食材の生産者の顔が見えると廃棄しづらくなる」、「まず影響力のある住民が行動を見せることで、波及的に皆の行動が変わるのでは」など様々な意見が出され、渋谷モデルを作ることを目指すとした。
参加した江崎来美さんは「食品ロスのような重いテーマの場合、楽しい・美味しい・おしゃれなどの要素がないと、なかなか賛同者が集まらない。その意味で、今回の企画は、とても楽しく・美味しかったので、良かったと思う」。渋谷区在住の女性(30代)は「食品ロスのことを考える機会になりとても良かった。継続したイベントになると良いと思う」と語った。
東京都でも、都内の食品流通段階で廃棄される「食品ロス」の削減を図るため、食品流通事業者や消費者団体及び有識者が一堂に会して検討し連携・協働を進めていく「東京都食品ロス削減パートナーシップ会議」を先月末に設置したほか、世界食料デーに合わせ「食品ロス削減シンポジウム」を来月30日、東京ウィメンズプラザホールで開催する。
(2017-10-20)
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