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原宿駅前にギャップの新旗艦店 11月オープンへ

原宿駅前にギャップの新旗艦店 11月オープンへ

 JR原宿駅前にギャップブランドの新たな旗艦店として、「ギャップフラッグシップ原宿店」(仮称)が11月にオープンする。
 「ギャップのビル」として親しまれてきた神宮前交差点角の複合商業施設「ティーズ原宿」の建て替え計画に伴うもので、原宿駅表参道口前に開店を予定している。
 1969年、米国サンフランシスコで創業以来、「洗練されたアメリカンカジュアルブランド」として、世界にファン層を広げてきたギャップは、今年で40周年。1995年の日本上陸以来、常に日本の発信地である原宿と銀座にストアを構え、日本市場で有力ブランドの地位を確立してきたが、「今のギャップブランドが体現する“モダンで、さりげない感性”を反映すべく、新たな環境づくりに投資する時期がきている」(ギャップジャパンのジョン・アーマティンガー社長)と判断して、新しい旗艦店に取り組む。
 新たな原宿店の売り場面積は1924平方メートル。大人向けブランドである「ギャップ」のほか、キッズブランドである「ギャップキッズ」、ベビーブランドの「ベビーギャップ」やラウンジウエア、アンダーウエアなどの「ギャップボディ」なども含めたフルラインナップで店頭構成し、新デザイナーのパトリック・ロビンソンの加入によって、さらに洗練性を増したブランドの世界観を強く押し出す。また、各フロアには、ブランドのテーマである「さりげない格好よさ」をキーワードにした、モダンで魅力的なプレゼンテーションを配し、「まるで自分の部屋のような居心地のよい空間」を提供する。
 「自分らしさを、ゆったりと楽しく発見できる空間としてのストアづくり」をコンセプトに、「他では得られない上質なショッピング体験と、トレンド感のある洗練されたアメリカンカジュアル」を訴求し、「ギャップブランドの今」を発信していく。
 同様のコンセプトによる「ギャップフラッグシップ銀座店」(仮称)も、2011年2月のオープンを予定している。
 一方、従来の通称「ギャップのビル」(ティーズ原宿)は、同ビルを運営する竹中工務店グループと土地所有者である東武百貨店との間の事業用定期借地契約(10年間)の満了に伴って、解体・建て替えとなる。土地を正式に取得した東急不動産は、地上7階、地下2階の都心型商業施設の建設を計画しており、すでに2010年度の着工と2011年度での開業予定を公表している。敷地面積は2057平方メートル、延べ床面積は1万1582平方メートルの規模で、総事業費は土地取得費用なども含めて、約600億円。商業施設の名称、テナント構成などは未定。
 表参道と明治通りが交差する好立地で、かって原宿の象徴ともいわれたセントラルアパートがあった場所としても知られ、東京メトロ副都心線の開通でさらに利便性を高めている。
 ただ、現在営業中神宮前交差点の「ギャップ」店舗については、「いまだ公表の時期ではない」として、今後については明らかにしていない。
(2009-07-14)

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