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33年ぶりに女子ミニマラソン復活　「渋谷表参道Ｗｏｍｅｎ‘ｓ　Ｒｕｎ」　

33年ぶりに女子ミニマラソン復活　「渋谷表参道Ｗｏｍｅｎ‘ｓ　Ｒｕｎ」　

　日本における女子マラソン大会の先駆けとなった「原宿女子ミニマラソン」（写真＝商店街振興組合原宿表参道欅会提供）が3月6日、「渋谷表参道Ｗｏｍｅｎ‘ｓ　Ｒｕｎ」と名前を変え、33年ぶりに復活する。
　日本屈指のファッション街である表参道と、通常は走ることのできない明治神宮境内の一部を組み入れたコース（10�辧砲髻⊇�性ランナー4000人に開放。一次募集では応募開始とほぼ同時に定員が埋まるなど、主催者が驚きを隠せないほどの人気が早くも沸騰している。シドニー五輪金メダリストの高橋尚子さんがゲストランナーとして走ることも決まっており、早春の表参道は爽やかな風に包まれそうだ。
　かつて原宿は、女性の長距離走がまだ市民権を得ていなかった1977年と78年に、「原宿女子ミニマラソン」を街が独自に開催。翌79年には、これが呼び水となって国際陸上競技連盟が認定する世界初の女子マラソン大会（東京国際女子マラソン）が開催された経緯もあり、女性ランナーとの縁は浅からぬ土地柄だ。
　だが近年、東京マラソンの参加申込者の26％が女性になるなど、女性ランナーは確実に増える一方で、彼女たちが思う存分走れる大会は不足気味。東京国際女子マラソンの後継として09年から始まった横浜国際女子マラソンにしても参加資格は一部のエリートランナーに限定されており、一般の女性ランナーたちが自分のペースで、服装の乱れなどに気をとられることなく公道を走れる大会が強く望まれていた。「新宿表参道Ｗｏｍｅｎ‘ｓ　Ｒｕｎ」はそうした需要に応え登場した形だ。
　三年がかりで開催に漕ぎ着けた関係者の一人は、「いくらランニングがブームとは言え、4000人の定員が瞬時に埋まったのは全くの予想外。表参道という街の持つ、ブランドの力あってこそでしょう。参加者に無事故で楽しんでもらうのは当然として、地元からも長く愛されるイベントにしたい」と抱負を語る。
　（2011-02-17）

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