原宿新聞

渋谷にバーチャル「水族館」　東京工科大の「アクアプロジェクト」展示始まる

　2月22日より、渋谷に3日間限定の「水族館」がオープンしている。東京工科大学メディア学部（東京都八王子市）の若林尚樹教授と教え子たちによる共同研究「アクアプロジェクト」の一環で、彼らのこれまでの研究成果を、新江ノ島水族館（神奈川県藤沢市）の協力を得て展示したものだ。
　目玉のシミュレーションコンテンツでは、新江ノ島水族館（神奈川県藤沢市）の水槽や、相模湾の海底をCGで再現。ジョイスティックを操作することで、画面上に広がる海や水槽を上下左右、360度動きまわって魚たちと出会い、その名前や特徴を学べるという体験型の教材だ。
　若林教授と学生たちは、このコンテンツ開発のために2000年から新江ノ島水族館でワークショップを重ねており、研究は今年で11年目。学生たちの卒業後の進路はプログラマー、SE、ウェブデザイナーなどが多いが、今年の卒業生には、研究がきっかけで同水族館への就職が決まった学生もいるという。
　開催期間は2月24日までの3日間で、時間は23日が午前11時から午後7時まで、24日は午前11時から午後3時まで。問い合わせは会場の「ギャラリー・ルデコ」（渋谷区渋谷3-16-3、電話・03-5485-5188）まで。CGの魚だけでなく、新江ノ島水族館提供による本物のミズクラゲも鑑賞できる。

VIDEO NEWS（2011-02-23）