原宿新聞

就任後初の定例会見　猪瀬新東京都知事

　就任後初の猪瀬直樹新東京都知事の定例記者会見が21日午後、東京都庁で開かれた。(会見の模様は右欄のVIDEO NEWS参照)
VIDEO NEWS
　猪瀬知事は、Twitter、Facebookを活用、都が情報発信基地となるよう職員の意識を改革することを強調するとともに、オリンピック、パラリンピックの東京への招致活動の推進、電力改革の取り組みなど約40分間にわたって記者団と質疑応答した。
冒頭知事は、自民党の安部総裁と面談。Twitter、Facebookなどを活用したネット選挙の解禁を提案するとともに、都庁全局にアカウントを新設、SNSなどを最大限活用、東京都みずから情報発信基地となるよう職員に指示したことを明らかにした。
　オリンピック、パラリンピックの招致委員会の会長に就任。1月10日にはロンドンに行き、2020年の誘致に向け東京開催のメリットをアピールしてくると説明、スポーツを通して東日本大震災の復興に向けてあと押ししていきたい考えを明らかにした。
　また東京マラソンがロンドン、ベルリン、シカゴ、NY、ボストンに次いで世界の６大メジャーズマラソンに決定、東京という街を再アピールし、オリンピック誘致などにも結び付けていきたい考えだ。
　さらに電力改革では、東京電力一辺倒だった電力供給について、新電力と契約。価格間競争を促すとともに、東電の独占体制にくさびを打ち、供給会社との複数契約を締結していく考えだ。自治体が複数契約を締結するのは初めてのことで、「こうした選択があることを示したかった」(猪瀬氏）と東京がモデルとなって具体的に動き出すことにした。（2012-12-23）