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10万人の人出で賑わう　渋谷で音楽祭開く

10万人の人出で賑わう　渋谷で音楽祭開く

音楽を通して渋谷の街と人とがつながるイベント「渋谷音楽祭」が11月9日・10日の2日間、渋谷駅を中心としたエリアで開催された。主催はNPO法人渋谷駅周辺地区まちづくり協議会、渋谷音楽祭実行委員会。昨年は10万人が来場し、8回目となる今年も同様の賑わいを見せ、音楽を真ん中に人々の輪が広がった。

第１回から続く�狄瓦鬚弔燭┐�3 little words Campaign″「こんにちは。ありがとう。ごめんなさい」をテーマに、渋谷公会堂をメインステージとした主催会場8か所、連携会場22か所の全30会場で、様々なジャンルの音楽が披露された。

初日、渋谷公会堂で開催されたクラシックコンサートには、東京フィルハーモニー交響楽団と天地人（津軽三味線・ドラムユニット）が出演。洋と和のコラボレーションが好評を博した。また、日本経済大学院246ホールでは、今回が初となる親子参加型の音楽プログラム「キッズ・ミート・ミュージック」が登場。一流ミュージシャンによるジャズ、クラシック、ソウル・ミュージックのコンサートに加え、タップダンスや英語の歌のワークショップが開かれ、大人と子どもが一緒になって、音楽の楽しさを体験した。
2日目は、路上の一部が歩行者天国になり、大規模な路上パフォーマンスが繰り広げられた。SHIBUYA109前では青山学院大学吹奏部バトントワリング部や大江戸助六太鼓などが華麗で迫力のある演技を披露。道玄坂通りではジャズライブ、文化村通りでは若手アーティストたちによるライブやDJが行われ、渋谷の街全体に音楽が鳴り響いた。

「最初は若者がメインの音楽祭でしたが、回を重ねるごとに、年齢層も幅広くなりました」と話すのは、主催者であるNPO法人渋谷駅周辺地区まちづくり協議会理事長の鈴木育延さん。渋谷音楽祭実行委員会の深澤一郎さんも「声をあげてくれる街の協力者が多くなり、会場数も昨年より8か所増えました。間口が広がることで、音楽のジャンルも楽しみ方も広がってきましたね」と、音楽祭が年々盛り上がっていることを実感。「渋谷は楽しい街だとたくさんの人に感じてもらい、これを機に渋谷のリピーターを増やしたい。そして、音楽にとどまらず、ファッションや映画など文化の発信地として、渋谷を活性化していきたいです」と、同委員会長の大西賢治さんは、さらなる抱負を語る。

若者の街と言われる渋谷に、世代を超えた人々が集い、外国人の姿も多く見られた2日間。9回目の渋谷音楽祭は来年10月に開催する予定だ。(北野)
（2013-11-11）

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