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「ほにや」が2年連続で大賞  原宿表参道元気祭・スーパーよさこい2015  

「ほにや」が2年連続で大賞  原宿表参道元気祭・スーパーよさこい2015  

 原宿・表参道エリアの夏の風物詩「原宿表参道元気祭・スーパーよさこい2015」(原宿表参道元気祭実行委員会等主催)が29、30日に開かれ、初出場11チームを含む100チーム(約6000人)が出場。原宿表参道・明治神宮・代々木公園・NHK前ケヤキ並木通りの会場で、各チームが華麗な衣装と躍動感あふれるパフォーマンスで競演。今年の元氣祭大賞は、昨年に引き続き、「ほにや」(高知)が受賞した。
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 今年で15回目の開催。開会式で、松井誠一原宿表参道元氣祭実行委員会実行委員長は、「今年で15回目となるが、ここまで続けてこられたのは、関係者皆さんのおかげ。2020年は、東京五輪開催と明治神宮の鎮座100周年となり、この地域でも重要な競技等が行われる。素晴らしいよさこいをつくっていけるよう2020年に向けて一層頑張っていく」と挨拶した。
 昨年に引き続き大賞を受賞した結成25年目の「ほにや」(高知)は、牡丹を基調とした鮮やかな色彩の衣装で、「前進する」というよさこいの精神を表現した演舞を披露。小雨が降りしきる中、伝統を踏襲しながら新境地を開拓するパフォーマンスに観衆は釘づけとなり食い入るように見入っていた。代表の泉真弓さんは「高知のよさこいが、まだ認知されていなかった初年度15年前から、宿表参道元気祭実行委員会の方々が、熱心に高知まで足を運んでくれた。高知よさこいの精神を理解して頂き、その時から出場させて貰っている。今後も、活動を通してよさこいの精神を広げていきたい」と語った。小学校1年生の時から「ほにや」の活動に参加しているという溝渕貴子さん(26)は「ほにやは、踊りも衣装も華やかで上品。舞が皆揃っていて美しい。メンバーの結束力も固い。もうこの魅力にどっぶり浸かって止められません」と魅力を述べた。
 結成6年目で高知県知事賞を受賞した「しん」(東京)の井上昇代表は「今年は、日本の伝統文化を生かした和洋折衷の衣装と力強さを前面に押し出した踊りでよさこいのスピリットを表現した。6月には、ミラノ万博に招待され、日本のファッションと伝統芸能の魅力を伝えてきた。今後も、このファッションの街から、よさこいの魅力を発信していく」と着実に実績を積み重ねている手ごたえを語った。
 雨が降りしきる中、最後までステージの演舞を見守っていた同支社大学よさこいサークル「よさ朗」のOBの女性(24)は「全体を通し、新しい流れを感じた。昔の知っている音楽も取り入れているチームもあり、温故知新の取組をしていると思う。今年は、卒業をしたので踊りへの参加はできなかったが、来年は参加したい」。埼玉市から駆け付けた女性(40)は「地方の伝統芸能を都内で催すのは、地域活性化の点から見ても素晴らしいと思う。故郷を大事にする精神の醸成にも繋がるので、今後も続けて欲しい」と感想を語った。

 特別賞受賞チームは以下の通り。
 元氣祭大賞「ほにや」(高知)、明治神宮賞「とらっくよさこい(ちふれ) 」(高知)、高知県知事賞「しん」(東京)、高知市長賞「茜丸」(東京)、テレビ高知賞「帯屋町筋」(高知)、欅賞「旭食品」(高知)、表参道賞「ほにや」(高知)、原宿賞「いなん」(高知)。
 審査員のはたけ氏は「今年は、伝統を守りながら、新しいことにチャレンジするチームが増え、票が割れ難しい審査となった。結果としてルーツを持ちながら、リスペクトし進化しているチームが良い評価に繋がったと思う」との総評。松井誠一原宿表参道元氣祭実行委員会実行委員長も「ここ2年くらい全然今までと違う新しい流れが出てきた。この流れが育っていくのか、新たな挑戦があるのか、楽しみに見守っていきたい」と語った。

 また、今年も同時開催のイベントとして、全国各地のご当地うどんを集めた「うどん天下一決定戦2015」が催され、12団体が出店。日本最大級のうどんイベントで、約17万人が来場。天下一のうどんの味を堪能しようと各店舗の前は長蛇の列となり、多くの来場者でひしめき合う中、一級品の味を堪能していた。
 今年で3回目の参加だという埼玉県の鈴木百合子さん(38)は「よさこいのイベントと同時に、関連する食のイベントを催しているのは、参加する側にとっても楽しめる。四万十製麺所のうどんを食べたが、とても美味しかった」と満足そうに語った。(2015-08-30)

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