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乳がん検診の早期受診を呼びかけ 100人が表参道をパレード
日本人女性の11人に1人が罹患するといわれる「乳がん」。30〜60代女性の死亡原因のトップとなっており、罹患数も年々増えている。一方で、早期発見すれば治癒率が高い疾病でもある。
乳がん検診の早期受診を呼びかけるため1980年代にアメリカで始まったピンクリボン運動は、日本でも2000年ごろから広まり、各団体が独自に作ったリボンマークを掲げて草の根運動を展開している。
「ピンクリボンフェスティバル」(日本対がん協会等主催)もそのひとつ。乳がんで命を落とす方が一人でも減らせるよう、乳がん検診受診率の向上を目指し、全国各地で「乳がんの早期発見・早期診断・早期治療の大切さ」を呼び掛ける活動を続けている。
ピンクリボンフェスティバルのメインイベントであるスマイルウォーク東京大会が7日、六本木ヒルズアリーナを発着会場に開催。日本橋(14km)・ 日比谷(11km)・ 表参道(6km)をコースに総数4100人が参加し、雨上がりの中、ピンクリボン運動のゼッケンをつけ練り歩いた。
また、表参道では同日、ピンクリボン活動15周年の節目として、表参道ヒルズ前の区間200メートルを歩くパレードを開催。関係者など約100人が参加し、ピンク色の横断幕やバルーン、ピンクリボンのパネルを手に早期受診をPR。2016年のバトントワーリング世界大会で優勝した佐古瑞季さんが演技を披露しながらパレードを先導したほか、ももいろクローバーZの百田夏菜子さんも飛び入り参加し、「ピンクリボン運動に参加したことで、初めて知ることが沢山あった。年齢ごとに正しい知識を持ち、広めてもらえれば。40代以上の方は、しっかり検診を受けてください」と呼び掛けた。
パレードに参加した中野在住の鈴木さやかさん(43)は「4年前に乳がんに罹患。幸い早期発見できたので良かった。活動を通し、早期発見による治癒率向上に繋がれば」と経験者の立場から語る。また、今回のパレードへの参加及びピンクリボン運動を支援している一般社団法人日本バトン協会プロモーション担当の合田由理さんは「パレードへの参加は、参加した会員やその保護者などにとっても啓発となった。沿道にいた多くの人に、希望を届けられれば」。沿道で見学をしていた女性(50)は「乳がんは、どこか遠い話のように思っていたが、実は身近な問題なのだと実感。気をつけるきっかけになった」と話した。
(2017-10-07)
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