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30日から表参道の車道にバイク駐車場、34台分で試験運用

30日から表参道の車道にバイク駐車場、34台分で試験運用

 欅並木の美しい表参道の車道で11月30日から、オートバイを停めるコインパーキングの試験的運用が始まる。警視庁によると、東京メトロ「表参道」駅に近い港区北青山3丁目先の車道の両側車線に、約160メートルにわたってバイク駐輪場を設ける。
 当面は34台分で、午前9時から午後8時まで(正月3ガ日を除く)の試験的運用とし、料金(手数料)は60分当たり300円。近隣のバイク駐車場では「30分100円」の例が多いだけに、「料金が高い」という声も聞かれるが、こうした“パーキングチケット“方式による試験的運用は、「全国初」(警視庁)とされ、特段の支障がなければ、このまま正式運用に移行する見通しとなっている。
 バイクも違法駐車の対象として取り締まりの対象とした道路交通法の「改正」は、2006年6月。バイク用駐車場が圧倒的に不足し、整備の見通しも立っていない中での規制強化は、当時から混乱が懸念されていたが、東京都道路整備保全公社が2008年度の路上駐車実態調査によると、都内29エリアのうち、平日で28エリア、休日で26エリアが「需給バランスが取れていない状況」。東京23区に整備する駐車場で、東京都が推進する「ハイパースムーズ作戦」、区が推進する違法駐車解消重点地域などを対象に、「自動二輪専用駐車場助成」制度を設けて、整備を奨励しているものの、進捗状況は芳しくない。
 渋谷区役所でも、需要に供給が追いついていない実態は認識しているが、「地価が高く、民間では採算がとりにくい」にが実情。
 そうした実態を背景に、、路上や歩道などへの違法駐車は後を絶たず、取り締まり件数は法改正前に比べて、5倍にのぼるという。
 駐車場の整備もさることながら、「ユーザーからは乗用車のように、路上でのコインパーキング方式を望む声」も高まっていることから、今回の警視庁による表参道での試験的運用に至ったものとみられている。
時あたかも、12月1日からは表参道の欅並木に、イルネーションが11年ぶりに復活し、年明けの1月10日まで続く。
(2009-11-19)

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