特集/コラム

【人物登場】2010-07-14

「プチプチ文化」研究からライブ主催へ 杉山 彩香さん(川上産業取締役 プチプチ文化研究所所長)

 川上産業プチプチ文化研究所を軸に、個人としてはアジア諸国の国際フェスティバルの広報ボランティアから、今夏はライブの初主催へと、活動の幅をさらに広げている。  

「プチプチ文化」研究からライブ主催へ 杉山 彩香さん(川上産業取締役 プチプチ文化研究所所長)

 初めて主催・制作するライブ「プチロック2010.8.6」は、タイトルの通り、8月6日の夜、7月にグランドオープンしたばかりのクラブ「Shibuya MilkyWay」で行う。キャッチコピーは「プチプチに囲まれて、プチプチの音楽を聴いて、プチプチしながら、プチプチ好きな人と交流するプチプチだらけなイベント」「デリケートなモノを衝撃からまもるクッション材のプチプチは、人と人とのクッション材にもなる」。 
 アジアで活躍するミュージシャンと知り合って、「自分は素人だが」と言いつつ、ボーカルとして関わるようになったのが2005年。「個人としての活動」ながら、バンド名の「プチメタル」は、主力商品の「プチプチ」から名付けた。ここで、VIVIを名乗ってボーカルをつとめる。
 チケット代は88円。2000年8月、日本記念日協会から「プチプチの日」に認定された8月8日にちなんで88円だ。

 「プチプチの日」には毎年、全国17事業所の最寄り駅で出勤前にグッズを配ってキャンペーンを繰り広げるが、今年は日曜のため、金曜の8月6日に繰り上げて実施。
 だから、8月6日は、朝は四谷、渋谷、新橋の各駅頭での「プチプチの日」キャンペーン、夜は個人として渋谷で「プチロック」とフル回転だ。
 本業のプチプチ文化研究所は2001年に発足。誰でも一度はプチプチと潰した経験があるだろう、包装材の「文化的視点からの研究」が主な任務。包装材のほか、広告や展示台など「思わぬ使われ方」のケースも多く、その広がり方を調査・研究して出版もした。
そしてホームページから派生したネット通販用家庭向け商品の開発、広報活動なども担う。
 「ぷちぷち」というのは、愛称かと思いきや、実はレッキとした登録商標。ポリエチレンの気泡シート、梱包材として知られる「プチプチ」は1994年に商標登録して以来、♥型をした「はあとぷち」など派生商標も含めて、いまや30以上も登録している。海外からの流入は少なく、国内では約50%のシェアを持つ。

 1977年神奈川県平塚市生まれ、東洋大学短期大学部観光学科卒。「在学中からホームページ制作などで十分生活できたし、このまま続けよう」と考えたが、「クリエートよりディレクションを、会社に入って組織的に」と思い直した。就職するなら|罎らいの規模知っている物を作っているメーカーホームページがないような地味な会社――の3条件に合う企業を、東京商工会議所のリストから探し出し、「メールで申し込んだのが、気に入ってくれた」川上産業に、1999年4月入社。以来、「名古屋が本社で、社長のいる東京営業所」で働く。
 趣味の音楽や旅行は「今では半分、仕事みたい」で、プライベートではネイルアート、観劇など。好きな言葉は「You Make My Day」。英語圏では「あなたのおかげで成り立っている」「ありがとう」を意味するのだという。
 20代の10年間は、「とりあえずやる」と、走り続けたが、「次の10年は、やるからには真剣にやる」。徹底的にやることによって、「そこから生まれるハッピーを共有し、連鎖を広げていきたい」と、やっぱり行動的だ。

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