特集/コラム
【NYレポート】2005-10-11
American Girl Place
元教師設立の小さな淑女達の社交場。
49丁目、ブランドカラーの赤いハザードが目印の、人形のためのスタイリストもいる人形専門店。
オープンして数年ながら、5番街を数ブロック歩けば、このお店の赤いショッピングバックを持った親子連れを必ず見かけるほど近年の盛況ぶりには目を見張る。
人形のためのヘアサロン、劇場、一緒に食事のできるカフェ、お揃いのお洋服、とガールズドリームの殿堂だ。殺伐としたニュースの多い昨今、人形を愛おしむ我が娘の姿に目を細め、財布の紐をゆるめる保護者は少なくないようだ。
9歳児をイメージした様々な皮膚、髪、瞳の色の人形は他民族国家アメリカを象徴しており、少女達に自分や他人のアイデンティティを重んじたり、国の歴史を学ぶきっかけになるよう作られているようだ。
店舗の他に、カタログ、ウェブサイトでの販売も行っており、アメリカンガールマガジンは65万人以上の読者を獲得しているそうだ。
人形は一体$84から。
これからホリデーシーズンを迎え人形専門店がどこまで既存の玩具屋勢力に食い込んでいけるのか?!
カフェは平日でも要予約。
609FifthAvenueNewYorkNY10017
http://www.americangirl.com