特集/コラム

【おみせ拝見】2006-12-14

癒しの空間「ぐうらく」
中国古来の整体術「推拿(すいな)」で、心身の疲れからフリーに

明代より伝わる中国古来の整体術「推拿(すいな)」を継承するリラクゼーション店が、先月JR原宿駅を降りてすぐの場所(渋谷区神宮前1-14-25-3階)にオープンした。筋肉の疲労をほぐすだけにとどまらず、お客さんにとっての「健康を気遣うもうひとりの家族」を目指すという、この店の店長・稲葉さんに話を聞いた。

癒しの空間「ぐうらく」 中国古来の整体術「推拿(すいな)」で、心身の疲れからフリーに

現代の赤ひげ? 生活習慣へのアドバイスも

 

「推拿」とは、明の時代の中国より伝わる伝統的な治療法。按摩の原型とも言われるが、筋肉・関節をほぐすだけでなく経絡(人体における気の流れ道)を刺激し、ストレスから来る身体の不調を取り除くのが特徴。その効能の高さは現代でも広く知られるところで、中国の総合病院には「内科」や「外科」と並び、「推拿科」があるところが、今も珍しくないという。

 

JR原宿駅前でこの施術を行う「ぐうらく」では、店長・稲葉さん以下複数名のスタッフが、中国でこの国家資格を取得。「推拿」の無数にある手技の中から代表的な18種類を組み合わせるとともに、台湾式の足裏マッサージも併行して施すことで、お客さんの身体に内側からのメンテナンスを施している。

 

コースは頭面部20分1800円、背腰部30分2800円、胸腹部10分1000円、上肢部20分1800円、下肢部20分1800円、足底部10分1000円。当店ではこれらを組み合わせ、50分(4500円)から70分(6300円)の施術を行うのが主流だ。

 

「気」の力を重んじる本場・中国では、知識や技術の面がいかに優秀でも、「施術者が本気で患者の体を治したいと思わない限り治せない」のが常識。それだけに稲葉さんも、スタッフらに「全てのお客さんに、自分の家族や友人だとイメージしながら施術を」と指導するという。 取材中何度か、電話の応対のため席を離れた稲葉さんだったが、これらのほとんどは、常連のお客さんによる相談。開店してまだ2ヶ月足らずだが、すでにこうした電話が絶えることなくかかってくるという。それらひとつひとつに対応し、食事、睡眠などについて事細かにアドバイスする稲葉さん。

 

この姿勢を目の当たりにし、一瞬「整体師の仕事の枠を超えているのでは?」との念も浮かんだが、電話口の声に真摯に耳を傾けるその様は「家族」であるよりむしろ、患者にとって本来あって欲しい「医師」の姿にも見えた。

予約、問い合わせ:03-3408-4799
営業時間:12:00〜23:30

特集/コラム一覧