特集/コラム

【おみせ拝見】2006-12-25

お金の代わりに本のお年玉は?
児童書のセレクトショップ「ちえの木の実」

クリスマス・プレゼントを渡し終え、休む間もなく次はお正月でお年玉と、子を持つ親にとっては何かと頭の痛いシーズン。だが小さな子へのお年玉に、「現金よりは何か形に残るものを」と、本を買い求める人は今でも決して少なくないそうだ。

お金の代わりに本のお年玉は? 児童書のセレクトショップ「ちえの木の実」

ひとりひとり違う個性に

「ちえの木の実」(渋谷区渋谷2)は、2002年5月、渋谷署の歩道橋を挟んだ向かい側にできたユニークな書店。小学校高学年くらいまでの児童書を対象に、「親が子どもに贈る本」を集めた「本のセレクトショップ」だ。

 

明るい店内に取り揃えられたラインナップは、「赤毛のアン」や「イワンの馬鹿」など誰もが知る古典的名作から、湯本香樹実の「夏の庭」など、比較的最近の2000年代に出版された児童文学の話題作まで様々。自分では字が読めない1,2歳くらいの子向けの、物語性よりも言葉の音韻を楽しむ読み聞かせ用の絵本もラインナップは充実だ。

児童書の知識に通じたスタッフが「本のソムリエ」のような感覚で相談に応じてくれるのも特徴。それぞれの子の年齢や育っている環境、性格までもできる限りヒアリングし、子どもの個性に限りなく沿った一冊を紹介してくれるのも、普通の書店にはなかなか望めないサービスだ。

住所:東京都渋谷区渋谷2-22-8 名取ビル1F
TEL:03-5468-0621 
FAX:03-5468-0622
営業時間:11:00〜19:00
定休日:毎週火曜日

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