編集長ブログ

【時事】2009-01-13

　　　挑戦

最先端の金融工学を駆使したはずのサブプライムは、
その複雑さゆえに実態の把握が難しく、世界経済へ甚大
な影響を与えました。バブルとはその実態のなさをいう言葉なのでしょうが、問題は製造業などの実業まで被害が拡大していることなのでしょう。
　日本でもこうした流れと当然無縁ではなく、昨年年初から雲行きが怪しくなりリーマン以降はモノが売れない状況が深刻となってきました。
　ただ、ミクロ的な現象なのですが、昨年暮れリーバイスが発売
した１本７万円のビンテージのジーンズ（原宿新聞参照）には約3,000人が行列、本当に不景気なのかと考えさせられたのも事実です。
　消費者の嗜好は多様化。その目は厳しさをましていますが、ただ本当に
欲しいものにはお金を使うというのが現状なのではないでしょうか。そうした意味においては日本は豊かな国だと思います。
　弊社は、今年で設立20年。設立当初、輸入をてがけた商品には当時、デパートで行列が並ぶ状態。今は昔の話ですが、考え方は単純で売れて足らないものを輸入、販売すれば喜ばれるというのがその原点でした。
　いまの消費者はいったい何を求めているのか。探すのは容易なことではないでしょうが、私はシンプルに消費者に聞いていこうと考えています。
　自由な競争とともに本当の意味で消費者の声に耳をかたむける時ではないでしょうか。
　景気、元気などの象形文字には気という字が使われています。儲かるという字は「信」「者」と書きます。共通しているのは、人の「気」が経済へ与える影響が大きいということ。
　状況が厳しいからこそ、気合いをいれてチャンレンジしていきたい。
　

　この新年挨拶をブログの第一弾とさせていただきます。

2009年1月13日

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